ブラックコメディは、楽しい内容としてとる人もいれば重い内容のように感じる人もいるジャンルだと思います。テジュンさんはこのジャンルをどのように解釈し、演技をするのか知りたいです。
「タリミファミリー（原題）」でのブラックコメディ要素は、登場人物が大金を目の前にして各自選択の岐路に立つことになるという部分です。しかし、彼らの選択が悪心より純粋な心から始まるのがこのドラマのポイントです。お金の前で笑うことも、泣くこともできない“笑えるけど悲しい”ドラマです。テウンという人物はお金の前で、いっけん謙遜で余裕があるように見えるが実際はうぬぼれている表現がいる人物です。軽すぎず、重くもない演技をみせるために努力しています。

家族だけにみせるテジュンさんの魅力ポイントは？
私は家の掃除が大好きです。 猫を飼っているうちに好きになりました。 起床後のルーティンが最初に掃除機をかけて換気をすることなのですが、これは魅力ポイントというよりは褒められるポイントのようですね（笑）

猫4匹の飼い主として猫たちと一緒に過ごす時間が多いと思うのですが、テジュンさんが猫たちからもらうことは何ですか？
猫たちが私にくれる安定感が本当に大きいです。一日の日課を終えてソファーに座って休んでいると、猫たちが一匹、二匹と近づいてきて私の膝に座ります。この子たちをゆっくり撫でていると心がじーんとします。また喉をゴロゴロ鳴らす音を聞いてさらに癒されます。その時間だけは私が猫たちに飼い慣らされているようです。

逆に猫の毛との戦いもあるようですね。
そうです（笑）猫を飼っている方なら誰でもご存知だと思いますが、毛がつくことはしょうがないようです。なので私の生活半径の中にはいつも“コロコロテープ”が置いてあるのですが、テープで全部とれたように見えても毛との戦いは終わりがないんですよ。今インタビューをしながらも、自分の服を見ると猫の毛がいっぱいついています（笑）けれど、そんなところも含めすべてが愛らしくいつも楽しい戦いを繰り広げています。
 

最近、どこか謎めいていてリアルな演技で視聴者に注目されています。作品を選ぶ時、最も深く考慮する要素があるとしたら？
まず演じる人物をうまく表現しなければならず、その人物を視聴者にちゃんと理解してもらわなければならないのでよく悩みます。けれど演じる人物について深く探求すれば、躊躇なく勇気を出して役を演じることができるようです。